Skip to main content

ATFコンタミチェック

10万キロ未交換のオートマチックトランスミッションフルード(ATF)を替えるのは交換後に変速不良などのリスクを伴いますので敬遠される工場さんも多いとは思いますが、最近はオートマチックトランスミッションが正常か異常かの判断ができるようになってきた模様です。
 
で、具体的な方法ですが、ATFを採取し、ATF溶液中に不純物(コンタミ)が発生しているかを確認します。コンタミが含まれるということはオートマチックトランスミッション内のクラッチディスクが剝がれてきている証拠になりますので、ATF交換が安全かどうかの判断材料になります。
 

チェックの流れ ATF採取
コンタミチェッカー
パーツクリーナーで洗浄
目視判定

 
コンタミをチェックする道具としてこういったコンタミチェッカーを使うわけですが・・・

 
いかにも高そうなのでシリンジフィルターと100均の注射器で代用してみました。まあこれでもなんとかなるでしょう。

 
未使用時

 
ATF抜き取り前(アイドリング中)

 
ATF抜き取り後。

 
シリンジフィルターでろ過します。この後、結局0.2μmでは固すぎたので灯油で薄めました。せめて0.45μm以上がいいと思います。最低20㏄は吸う必要があるようです。

 
抜き取り後

 
灯油で洗浄後。特に問題ありませんでしたのでATF交換OKです。

 
交換作業は後日。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です