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適正空気圧 -JATMA規格表より-

インチアップしたタイヤの適正空気圧はどのぐらいかいいか? なかなか判断に迷いますがJATMA規格表から求める方法が一般的です。(JATMAは日本自動車タイヤ協会の意味です。)

1.まず、「ロードインディクス(LI)」と「純正タイヤの指定空気圧」を調べます。
2.ロードインディクスと指定空気圧から純正タイヤの持つ「重さを支える能力(負荷能力)」がわかります。
3.同様に交換後のタイヤの持つ負荷能力も調べます。
4.規格表からこの時の負荷能力がつり合うように空気圧を求めます。

試しに205/65R15 94Hから235/40R18 91Wへ変更した場合の空気圧を調べてみます。

1.純正タイヤのロードインディクス(LI)と、指定空気圧を調べます。
205/65R1594H 指定空気圧 2.1bar

2.交換前の負荷能力
JATMA規格ではLI94、2.1barの時の負荷能力は620kg

3.交換後の負荷能力
235/40R18 91Wへ交換すると、LI91 2.1bar 負荷能力570kg
このままでは交換前に対して負荷能力不足のため負荷能力がつり合うような空気圧を表より求めます。

4.交換後の適正空気圧
下表よりLI91で620kgに近い数値は615kg 2.4barになります。目安としてロードインディクスが1下がれば空気圧を0.1bar増やすことになります。

ロードインディックスで困るのはインチアップする際です。タイヤの高さが同一の場合、インチアップするほど空気の体積が減るのでロードインディックスが低下します。その場合はXL規格のタイヤがおすすめです。215/45R18ではLI89に対し、XL規格はLI93に対応しています。

 

JATOMA bar
LI   1.8 1.9 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4
68 265 275 285 290 300 305 315
69 275 285 290 300 310 315 325
70 285 290 300 310 320 325 335
71 290 300 310 320 330 335 345
72 300 310 320 330 335 345 355
73 310 320 330 340 345 355 365
74 315 325 335 345 355 365 375
75 325 340 350 360 370 375 387
76 335 350 360 370 380 390 400
77 350 360 370 380 390 400 412
78 360 370 380 395 405 415 425
79 370 380 395 405 415 425 437
80 380 395 405 415 430 440 450
81 390 405 415 425 440 450 462
82 400 415 425 440 450 465 475
83 410 425 440 450 465 475 487
84 425 435 450 460 475 490 500
85 435 450 465 475 490 500 515
86 450 460 475 490 505 515 530
87 460 475 490 505 520 530 545
88 475 490 505 520 530 545 560
89 490 505 520 535 550 565 580
90 505 525 540 555 570 585 600
91 520 535 555 570 585 600 615
92 530 550 565 585 600 615 630
93 550 565 585 600 620 635 650
94 565 585 600 620 635 655 670
95 585 600 620 640 655 675 690
96 600 620 640 655 675 695 710
97 615 635 655 675 695 710 730
98 635 655 675 695 715 730 750
99 655 675 695 715 735 755 775
100 675 700 720 740 760 780 800